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Dr. Ida P. Rolf
Founder of Structural Integration

...dedicated to the teaching of Dr. Ida P. Rolf

Zen and the Art of Bodywork, ROLFING®︎ Structural Integration

Technique of Connective Tissue Manipulation

ロルフィング®︎は、アメリカの生化学者アイダ・P・ロルフ博士によって創始されたボディワーク(身体技法)です。この技法は、骨や筋肉に働きかける従来の一般的な手技療法などとは異なり、ファシア(Fascia:筋膜)と呼ばれる結合組織に焦点を当て、全身のファシアをチューニング&トリートメント。人間の身体構造に、重力に対する理想的な​バランスと拡張をもたらします。

 

ロルフィングは、重力場であるこの地球上で、身体を重力に対して一番無理のないバランスに向上させるということを目標に、人体の特性に合わせて個別に設計された10回のセッション​(ベーシック10シリーズ)を通して、身体各部のファシアを弛め・正しい位置に導き・統合するというプロセスを踏むことで、身体が一つのシステムとしてスムーズに機能することを目指します。​​​

 

ロルフ博士が創った技法の正式名称は、「ストラクチュラル・インテグレーション(身体構造の統合)」。全身のファシアに働きかけて身体構造を統合するという画期的な技法は、それまでの伝統医学による対症療法に懐疑的だった人々から絶大な支持を集め、ロルフ博士の名前にちなみ、「ロルフィング」と呼ばれるようになりました。現在、ロルフィングは登録商標であり、Dr. Ida Rolf Institute®︎という団体がロルフィングの認定資格(Certified Rolfer®︎)を付与しています。一方、ストラクチュラル・インテグレーションは商標ではなく、より広範な概念として認識されています

ロルフ博士の遺した最大の功績、それは、ファシアに対するボディワークの有用性を人類で一番最初に提唱したことでしょう。過去・現在を含め、ファシアを注視している殆ど全ての療法が、ロルフィング(ストラクチュラル・インテグレーション)に根拠を置いていると言っても過言ではありません。

ロルフィングの施術は、一時的な痛みや違和感を伴う場合があります。それでも、施術の過程で感じる苦痛や違和感は、身体が本来持つ自己修復力を刺激し、施術後により良い状態に向かうための必要な反応とされています。

 

ロルフィングは、怪我や病気など​の特定の症状に対する治療を目的としませんが、ファシアを重力との関係性を重視しながら整えることで得られるメリットは多岐に渡り、人間本来の美しい姿勢と動作の獲得は勿論、柔軟性の向上、疲労の軽減、慢性的な痛みや違和感の軽減、ダイエットやスポーツパフォーマンスの向上なども期待されます。また、ロルフィングは心身のバランスも整うとされ、心理的なストレスやトラウマなどへのポジティブな変化も期待されます。

 

総じて言えることは、ロルフィングは治療ではなく、​重力に対する身体全体の調和とバランスを回復させるためのボディワークであり、身体の構造と機能を整え統合させることで、身体の健康を維持・改善することができるとされています。

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